関東では、3月下旬から5月上旬にかけてが開花の季節をむかえるポポー。
ポポーは自家受粉の難しい樹木なので確実に身を付けたいのなら人工受粉が必須です。
この記事では、ポポーの受粉の方法を画像を使って解説します。
このやり方で、わが家では植え付け3年目以降毎年のように人工授粉に成功し結実しています。
おはようございます😃
— ゆうひ@読書で子育て (@yuhi_4kids) May 24, 2020
ポポーの実。
(愛称ポポちゃん)
綿棒での地道な受粉が成功して
大きくなり始めました‼️
このまま無事に育ちますように😌
収穫は夏の終わり頃の予定😁
植物の成長に、
朝から元気をもらいました😆
今日も1日感謝を忘れず
よろしくお願いしまーす😆
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それではさっそく見ていきましょう!
【フェイジョア】人工授粉3つの方法 【まずくない】ポポーの美味しい食べ方3選!永久保存版ポポーの受粉を成功させる方法2つ
ポポーの受粉を成功させる方法は2つあります。
1つ目:虫が花粉を運んで受粉
2つ目:人工授粉
1つ目:虫が花粉を運んで受粉
一つ目は、虫に頼るパターンです。
虫といっても、ポポーの場合はコバエが受粉を助けてくれます。
ミツバチじゃありません!
どうやらポポーの花はハエが好む匂いを出しているみたいです。
ちなみに。
木が小さいうちは花数も少なく、あまりコバエが来てくれません…‼
コバエの写真は撮れなかったのですが、ハナグモさんがいるところを発見!
2つ目:人工授粉
2つ目は、人工的に受粉する方法です。
花粉を出している他の花から花粉をもらって人工的に受粉します。
ポポーの結実が難しい理由2つ
1つ目:受粉することが難しい
理由のひとつ目は受粉が難しいことにあります。。
ポポーの花は両性花(りょうせいか)で、一つの花に雄(お)しべと雌(め)しべがあります。
そして、雌(め)しべが先に熟し、雌(め)しの受精能力がなくなったあとに雄(お)しべが熟して花粉が出てくるので、一つの花で自然に受精することは不可能なのです。
2つ目:受粉に成功しても自然に落下してしまう
2つ目の理由は、せっかく受粉が成功してもいつの間にか落下してしまう整理落下の確立が高いことにあります。
特に、植え付けたばかりの若い木は、木の成長を優先させようとするため、実を付けたがらないようです。
とはいえ、植え付け3~4年目の若い木でも、全て整理落下してしまうわけではなく、1つ、2つは残ります。
逆に言うと、植え付け1~2年は結実させるのは難しいと言えるでしょう。
上の写真は、人工授粉が成功したあとに整理落下してしまうところ。
枝から茎がポキット折れてしまっています。
せっかく受粉が成功し、実ができ始まっているものもありますが、実が小さいうちに自然に落ちることが多いです。
木の下を見ると、整理落下によって落ちてしまった実や、受粉せずに落ちてしまった花がたくさん。
木が自分自身を守るための自然落下なので仕方ないですが、ちょっと悲しいです…
人工授粉のやり方【画像を使って解説】
※事前準備
✓ 綿棒 or 筆
今回は綿棒を使いますが、上の画像にあるような柔らかめの筆(安くてOK)を用意しておくと便利です。
①:雄(お)しべの花粉を綿棒(筆)につける
綿棒の場合は先端の毛を少しほぐして、雄(お)しべの花粉にまんべんなく付けます。
②:綿棒(筆)についた花粉を雌(め)しべにつける
綿棒(筆)についた花粉を雌(め)しべ(先端)に優しくつけます。
この時、あまり力を入れると雌(め)しべが傷んでしまうので気を付けます。
受粉に成功すると…
受粉に成功すると写真のように実が大きくなり始めます。
1つの花で、実の数が違うのは、雌(め)しべの数が違うから。
左側は5つ。
右側は3つ。
この時点では実の数が多くても、いつの間にか減っていることも多いです。
例えば、実が5つあっても成長の過程で1つに減っているという風な…‼
これも整理落下と同じような原理で、木が自分自身の力量をわかっているからですね。
木ってすごいなぁ~と神秘さえ感じます。
人工授粉をすると、わが子のようにかわいく見えますよ~
おはようございます😃
— ゆうひ@読書で子育て (@yuhi_4kids) May 30, 2020
日に日に大きくなるポポーの実🥭
このまま無事に育ちますように😌
子供たちが寝ている今のうちに瞑想😊
瞑想って
どうやら色々あるみたいです
マインドフルネスとか呼吸法とか
詳しいことはよく分からないけど
気分がふわっとすぅっと楽になります😌
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花粉を冷蔵保存する方法
植え付けて数年の若い木の場合、花数が少なくて、雄(お)しべと雌(め)しべの成長がちょうどいい具合にならないことがあると思います。
そんな、花数が少なくて、人工授粉できないときの対処法をご紹介します。
わが家も最初は花数が少なく人工授粉ができないと嘆いていたのですが、対処法があったのです!
それは、花粉の冷蔵保存です。
やり方は簡単。
①:雄(お)しべから花粉が出ている花を採取
雄(お)しべから花粉が出てきた時点で受精能力のある雌(め)しべがなければ、花ごととってしまいます。
もったいないですが、結実のためです…!!
②:花粉だけを紙などにとる
写真のように花粉だけを採取します。
③:採取した花粉を紙などに包んで冷蔵庫で保存する
採取した花粉は、優しく紙に包み、冷蔵庫で保存します。
保存期間は明らかではないですが、できれば1週間以内、長くても10日くらいで使い切るのがいいかなと思います。
雌(め)しべが成熟したらすぐに人工授粉をしましょう!
ポポーの成長過程を記録
せっかくなので、ポポーの成長過程の記録も紹介しますね。
4月中旬ごろ
人工授粉が無事に成功し、結実した実が4つ。
とっても小さくてかわいいですね。
5月上旬
4つ結実した実が2つに減ってしまいました。
木が小さいうちは、自然落下するようですが、2つ残って嬉しいです。
6月上旬
ポポーの葉はとても大きいので下から覗かないと実が見えません。
下から覗いてみたら、いつの間にかこんなに成長していてびっくり!
8月中旬
夏本番の8月中旬、またしても下から覗いてみると…
今にも落下しそうなポポーがぶら下がっています。
そろそろ落下するかなぁ…!
ポポーは完熟すると落下してくれます。
つまり、落下したということは食べごろだということ。
とても分かりやすいですね!
8月20日 落下!【完熟】
ついに落下しました!
大きさが分かりにくいので、手に持ってみました。
大きい!
重い!
手の大きさと同じぐらいの大きさにびっくりです!
完熟ポポーの重さを計測!
2つ落下したので両方とも計測してみました。
1つ目:360g
2つ目:241g
2つ合わせて、なんと600g!!
特に手入れもせず…よくここまで育ってくれました!
完熟ポポーの美味しい食べ方
ポポーは、甘味がとても強く、南国系の風味でとてもインパクトがあります。
ポポーの美味しい食べ方から先にご紹介しますね。
- 野菜室で冷やして食べる
- 冷凍庫で凍らせて食べる
逆に、やめた方が良い食べ方は、、、
- 常温で食べる
ポポーがあまり話題にならない理由は、この味にあると思っています。
日本で食べる食材には類をみない風味だからです。
マンゴーやパパイヤなど、その辺の果物をもっともっと甘くした感じ。
そう、とにかく甘いのです!
そして、甘いだけではない、その風味。
常温で食べると甘味がきついので、冷蔵庫で冷やすのが美味しく食べるポイント。
種が大きいので取りやすく、果肉も多いので食べられる部分が多いです。
何度も書きますが、とにかく甘い!
冷やしても甘味が強い!
あまりたくさん食べるものではなく、少しずつ食べるのが良いかなぁと思います。
ポポーの美味しい食べ方は別の記事で詳しく紹介しています!
よかったらご覧ください。
ポポ-25年ぐらいになります。毎年満開で落下です4種類でしたが2本で約3mです。参考になりました。ありがとうございます。
参考になったとのこと、ありがとうございます!
今年もまた開花の季節です。
楽しみですね!