6月は梅仕事の季節。
子供も大人も梅シロップでつくる梅ジュースは人気がありますよね!

梅シロップを作って失敗するという話、実はあるある。

私も昔は醗酵してしまい上手くできませんでした。
それが、今のやり方に変えてからは一度も失敗していません。
100%の成功率!
多くの人が梅シロップを作って失敗するのは次の3つ
◆ 発酵する
◆ 腐る
◆ カビる
一年に一度しか作らないものなので、失敗に終わるのは避けたいですよね。
このレシピのポイントを先にお伝えすると、お酢を入れることにあります。
お酢を入れることで、👆にある3つの失敗を防ぎ、さらに、保存できる期間が長くなります。
ちなみに、梅を冷凍してから作るというレシピもありますが、あれは面倒だし味が落ちるのであまりおすすめできません。


お酢を入れれば全て解決できるのに!
このレシピは一度覚えてしまえば忘れない簡単な分量になっていますので、参考にしてもらえたら嬉しいです。
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【レシピ/作り方】梅シロップ
【材料と出来上がりの目安】梅シロップ
材料は、梅の分量毎にそれぞれ書いています。
材料 | |||||
---|---|---|---|---|---|
梅 | 1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg |
氷砂糖 | 1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg |
お酢 | 100cc | 200cc | 300cc | 400cc | 500cc |
用意する瓶の大きさ目安 | |||||
4L瓶1本 | 5L瓶1本 又は 8L瓶1本 |
4L/5L瓶2本 又は 8L瓶1本 |
5L瓶2本 又は 8L瓶2本 |
8L瓶2本 | |
出来上がる分量の目安 | |||||
分量※ | 1300cc | 2600cc | 3900cc | 5200cc | 6500cc |
900mlお酢空き瓶 | 1~1.5本分 | 2.5~3本分 | 4.~4.5本分 | 5.5~6本分 | 7~7.5本分 |
ホワイトリカーは、瓶の殺菌消毒用に使うので、少しあればOKだし、なければないでも大丈夫かなと思います。
使う瓶の目安に幅があるのは、結構ギリギリまで使うこともできるので幅を持たせています。
例えば、👇の写真は8Lの瓶に梅3㎏分の材料を入れていて、作り始めは口きりいっぱいギリギリ入るんです。


日がたてば、どんどん下に下がっていくので、私はギリギリまで入れてしまいます。
ギリギリじゃないほうがいい人は、余裕をもった入れ方をしてくださいね!
【下準備】梅シロップ
梅の下準備
梅は洗って水けをよくふき取ります。
ヘタを取るという工程は梅シロップのレシピではあまり重要ではないので、省いてOK。
理由は、味に支障はないことと、最後に網じゃくしでこすからです。
瓶の下準備
事前によく洗って、沸騰したお湯を回しかけます。
この時、瓶によっては、いきなり沸騰したお湯をかけると割れる場合もあるので注意します。
最後に、キッチンペーパーを焼酎で湿らせ、瓶の内側や蓋などを全てふき取ります。


【レシピ/作り方】梅シロップ
①:梅→氷砂糖→梅→氷砂糖の順番で、瓶に入れていきます。

この時、細かく梅→氷砂糖→梅→氷砂糖→梅→氷砂糖→梅→氷砂糖と何階層にするやり方が多くありますが、このレシピでは、階層を多くする必要はありません。
②お酢を全体に回しかけます。
このとき、なるべく全体にお酢が行きわたるようにゆっくりとかけていきます。
梅や氷砂糖にお酢が触れることで、梅からはエキスが、氷砂糖は溶けるスピードが上がります。


お酢が苦手な人でも大丈夫だと思いますが、心配なら分量の半分程度にまで減らしても大丈夫だと思います。(保障はできませんが……)
③蓋をして1週間程度常温でおき、1日に数回瓶を回しながら全体を混ぜます。
出来上がりまでの瓶の中の様子を画像で載せていきますので、参考にしててみてください。
最初の2~3日で一気に梅エキスが出て、梅が茶色に変色していくのが分かりますね。
瓶を回し混ぜるときは、なるべく梅全体に梅エキスがかかるようにしてあげると、更に梅エキスが出やすいです。








④梅シロップを清潔な瓶に入れ替えて冷蔵保存【保存期間は半年以上】
早い時は5日で氷砂糖が溶けて梅シロップが出来上がります。
10日以上おくと、発酵が進む可能性が出るので長くても10日までが望ましいです。
わが家ではいつも8日くらいで出来上がりにしています。
出来上がりの目安としては、①氷砂糖が溶けること②梅の実が小さく萎んでいることの2つがあります。
梅の実がふっくら膨らんでいるのは、まだ美味しい果汁が出てきていない証拠なので参考にしてみてくださいね!!




梅シロップの保存に使う瓶は何でもいいのですが、お酢の空き瓶を洗わずにそのまま使うのが簡単でおすすめです。
お酢の瓶なので、何もしなくても殺菌されている状態だからです。
その他の瓶を使うときは、煮沸か、熱湯消毒をしましょう。
このレシピはお酢が入っているので、通常の梅シロップよりも長く保存ができます。
今回、3㎏の梅を使い、3600mlの梅シロップが出来上がりました。
900mlの酢瓶がちょうど4本分になりました。

ちなみに、去年作った梅シロップは6月に作り、翌年の2月に全部を消費しました。

8か月経過の2月もおいしく飲めましたよ〜!