6月は梅仕事の季節。
梅シロップでつくる梅ジュースは子供も大人も大好きな味ですよね!
梅シロップを作ると、いつも醗酵して失敗してしまうんです。
梅シロップを作って失敗するという話、実はよくある話。
私も昔は醗酵してしまい上手くできませんでした。
それが、今のやり方に変えてからは一度も発酵していません。
100%の成功率!失敗なしです。
梅シロップ失敗の原因
- 発行する
- 腐る
- カビる
1年に一度しか作らないものなので、失敗に終わるのは避けたいですよね。
このレシピのポイントを先にお伝えすると、お酢を入れることにあります。
お酢を入れることで失敗を防ぎ、保存できる期間も長くなります。
ちなみに、梅を冷凍してから作るというレシピもありますが、あれは面倒だし味が落ちるのであまりおすすめできません。
梅シロップって簡単なはずなのに、奥が深いというか…難しいんですよね。
お酢を入れれば全て解決です!
このレシピは一度覚えてしまえば忘れない簡単な分量になっていますので、参考にしてもらえたら嬉しいです。
【長期保存】自家製らっきょう酢で梅漬けの作り方/レシピ 【塩分12%】減塩梅干しの作り方/レシピ梅シロップの材料と出来上がり量の目安
材料は、梅の分量毎にそれぞれ書いています。
材 料 | |||||
---|---|---|---|---|---|
梅 | 1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg |
氷砂糖 | 1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg |
お酢 | 100cc | 200cc | 300cc | 400cc | 500cc |
梅と氷砂糖が同じ量で分かりやすい!
ホワイトリカーは、瓶の殺菌消毒用に使うので、少しあれば大丈夫です。
1本常備しておくと何かと便利だし何年でも持ちますので、用意しておくといいかと思います。
次に、用意する瓶の目安です。
用意 する 瓶の 目安 | 梅 1kg の場合 | 梅 2kg の場合 | 梅 3kg の場合 | 梅 4kg の場合 | 梅 5kg の場合 |
---|---|---|---|---|---|
4L | 1本 | 2本 | |||
5L | 1本 | 1本 | 2本 | 2本 | |
8L | 1本 | 1本 | 1本 ~ 2本 | 2本 | 2本 |
最後に出来あがる梅シロップの目安ですね。
でき上がり 目安 | 梅 1kg の場合 | 梅 2kg の場合 | 梅 3kg の場合 | 梅 4kg の場合 | 梅 5kg の場合 |
---|---|---|---|---|---|
分量※ | 1300cc | 2600cc | 3900cc | 5200cc | 6500cc |
900mlお酢空き瓶 | 1~1.5本 | 2.5~3本 | 4.~4.5本 | 5.5~6本 | 7~7.5本 |
この記事では8L瓶で3㎏の梅を使用しています。
下の写真がその様子。
ギリギリまで入れちゃって大丈夫なんですね。
心配な人は、下の方に、出来上がっていくまでの経過を撮影した画像がありますのでご覧ください。
日が経てば、どんどん下に下がっていくので、私はギリギリまで入れてしまいます。
ギリギリじゃないほうがいい人は、余裕をもった入れ方をしてくださいね。
梅シロップの下準備
梅の下準備
梅は洗って水けをよくふき取ります。
ヘタを取るという工程は梅シロップのレシピではあまり重要ではないので、省いてOK。
理由は、味に支障はないことと、最後に網じゃくしでこすからです。
瓶の下準備
事前によく洗って、沸騰したお湯を回しかけます。
この時、瓶によっては、いきなり沸騰したお湯をかけると割れる場合もあるので注意します。
最後に、キッチンペーパーを焼酎で湿らせ、瓶の内側や蓋などを全てふき取ります。
かなり念入りな殺菌消毒ですね。
そう、長期保存食なので、なるべく雑菌が入らないよう念入りにしているんですよ!
梅シロップのレシピ/作り方
①:梅→氷砂糖→梅→氷砂糖の順番で、瓶に入れていきます。
一番下に梅、一番上が氷砂糖になることがポイント!
この時、細かく梅→氷砂糖→梅→氷砂糖→梅→氷砂糖→梅→氷砂糖と何階層にするやり方が多くありますが、このレシピでは、階層を多くする必要はありません。
②お酢を全体に回しかけます。
このとき、なるべく全体にお酢が行きわたるようにゆっくりとかけていきます。
梅や氷砂糖にお酢が触れることで、梅からはエキスが、氷砂糖は溶けるスピードが上がります。
お酢を入れると、発酵が抑えられます。
なるほど~ココが発酵させないための最大のポイントってことですね!
お酢が苦手な人でも大丈夫だと思いますが、心配なら分量の半分程度にまで減らしても大丈夫だと思います。(保障はできませんが……)
③蓋をして1週間程度常温でおき、1日に数回瓶を回しながら全体を混ぜます。
出来上がりまでの瓶の中の様子を画像で載せていきますので、参考にしててみてください。
最初の2~3日で一気に梅エキスが出て、梅が茶色に変色していくのが分かりますね。
瓶を回し混ぜるときは、なるべく梅全体に梅エキスがかかるようにしてあげると、更に梅エキスが出やすいです。
梅シロップが出来上がるまでの経過を画像で確認しましょう!
1日でこんなに梅エキスが出るなんて!
2日で梅エキスが上まで上がっていますね。
梅エキスが上がった後は、日を追うごとに梅が小さくしぼんで上に浮き、氷砂糖が下に下がります。
次に全体の様子です。
最初は口きりいっぱいギリギリだった氷砂糖が、たった一日でこんなに減るなんてビックリ!
④梅シロップを清潔な瓶に入れ替えて冷蔵保存【保存期間は半年以上】
早い時は5日で氷砂糖が溶けて梅シロップが出来上がります。
10日以上おくと、発酵が進む可能性が出るので長くても10日までが望ましいです。
わが家ではいつも8日くらいで出来上がりにしています。
出来上がりの目安としては、①氷砂糖が溶けること②梅の実が小さく萎んでいることの2つがあります。
梅の実がふっくら膨らんでいるのは、まだ美味しい果汁が出てきていない証拠なので参考にしてみてくださいね!!
出来上がったら、網じゃくしなどでヘタなどの不準物を取り除きながら、じょうごを使って清潔な瓶に入れ替えていきましょう。
氷砂糖が解けていない時はどうしたらいいですか?
この時点で氷砂糖が残っていたとしても極微量だと思うので気にしなくてOKです。
梅シロップの保存に使う瓶は何でもいいのですが、お酢の空き瓶を洗わずにそのまま使うのが簡単でおすすめです。
お酢の瓶なので、何もしなくても殺菌されている状態だからです。
その他の瓶を使うときは、煮沸か、熱湯消毒をしましょう。
このレシピはお酢が入っているので、通常の梅シロップよりも長く保存ができます。
今回、3㎏の梅を使い、3600mlの梅シロップが出来上がりました。
900mlの酢瓶がちょうど4本分になりました。
冬場にホットの梅ジュースで楽しむこともできますね!
ちなみに、去年作った梅シロップは6月に作り、翌年の2月に全部を消費しました。
わが家では、冷蔵庫の野菜室に入れて保存しています。
8か月経過の2月もおいしく飲めましたよ!