【読書親子が選ぶ】平和と戦争について考える絵本~子供に伝えたい~

平和と戦争について考える機会は年々減っているように思います。

当たり前の日常が当たり前ではないことに気づくこと。

平和とは何なのか

戦争とは何なのか

なぜ戦争が起こるのか

子供たちには平和な未来を生きていってほしいと願うとともに、戦争についても知ってもらいたい。

今回は、平和と戦争について書かれた小学校低学年から中学年、高学年向けの絵本を紹介します。

ゆうひ
ゆうひ

お子さんに読み聞かせ、親子読書に活用してください。

【小学校低学年~】へいわとせんそう

本のタイトルへいわとせんそう
著   者たにかわ しゅんたろう
発 売 日2019/3/13

シンプルな言葉と絵に魅了される絵本。

見開きの左ページに平和・右ページに戦争のシーンが描かれています。

👆の画像のとおり、平和に生きるお父さん、戦争に生きるお父さん、全然違いますね。

だけど、どちらのお父さんもお父さん。

僕のお父さん。

同じお父さん。

もう少し広げると…

同じ人間でも戦争と平和の対局にいる。

シンプルだからこそダイレクトに伝わる良書です。

〇〇〇

【小学校低学年~】へいわって どんなこと?

本のタイトルへいわって どんなこと?
著   者浜田 桂子
発 売 日2011/4/1

へいわとはどういうことなのか?

やさしいことばで語りかけてくれます。

日本で生活していると考えもしない。

  • 戦争はイヤなことだよ
  • 戦争は怖いことだよ
  • 戦争はしたくないよ

日本で生活していると考えもしない。

  • 食べて
  • 遊んで
  • 眠る

実は当たり前のことが平和なんだということに気づける絵本です。

〇〇〇

【小学校低学年~】かわいそうなぞう

本のタイトルかわいそうなぞう
著   者土家 由岐雄
発 売 日1970/8/1

この日本、上野動物園で起こった本当の話。

低学年からとしていますが、幼児でも分かり、わが家の子たちも5歳ぐらいから読み聞かせています。

可哀そうすぎるシーンが多く含まれるのですが、大切なおはなし。

戦争とはどういうことなのか。

子供の心にダイレクトに伝えてくれる絵本です。

〇〇〇

【小学校低学年~】ベトちゃんドクちゃんからのてがみ

本のタイトルベトちゃんドクちゃんからのてがみ
著   者松谷 みよ子
発 売 日1991/3/1

1980年代生まれまでの人は、誰もが聞いたことのある内容と思います。

私が子供だったころ、テレビで報道されていたことを今でも覚えています。


ベトナム戦争時、アメリカがベトナムに撒き続けた枯葉剤(かれはざい)。

枯葉剤の中には85gで1000万人の人をころせるダイオキシンが入っていました。

枯葉剤が撒かれた土地の水を飲み、土をたがやし、木を燃やし…

そこで生活していたお母さん達からは、からだの不自由な赤ちゃんがたくさん生まれます。

その中の2人がベトちゃんドクちゃん。

ベトちゃんドクちゃんは1981年2月25日にお腹がつながった状態で生まれます。

それから、分離手術が行われる1988年10月4日までの間、つながった状態で生活をするのです。

小学1年生の娘にこの絵本を読ませたところ、釘付け状態。

読書カードに書いたひとこと感想欄には『すごくすごくかわいそう』と書いてありました。

とても伝わる感想だなぁと感じます。

この絵本は、小学4年生の息子、小学6年生の娘にも読ませています。

つい、40~50年前の出来事である現実を知ってもらいたかったからです。

〇〇〇

【小学校低学年~】みずをくむプリンセス※番外編

本のタイトルみずをくむプリンセス
著   者スーザン・ヴァーデ
発 売 日2020/6/5

戦争のお話ではありませんが、この絵本も当たり前の生活について考えさせてくれる絵本。

南アフリカのブルキナファゾで生まれたジョージーが子供の頃には、遠く離れた場所に毎日毎日水を汲みにいかないといけない。

だって水がないから。

朝早く起きて今日やることは水を汲みに行くこと。

毎日、水を得ることが生きていくということ。

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【小学校中学年~】平和の種をまく ボスニアの少女エミナ

本のタイトル平和の種をまく ボスニアの少女エミナ
著   者大塚 敦子
発 売 日2006/5/16

ボスニアの戦争について描かれた絵本。

11歳のエミナが主人公。

エミナが生まれたのは戦争中。

生まれてから現在までの現実と、人々の思い想い。

エミナの平和への想い。

感じる想い。

たまたま生まれた国が違うだけでこんなにも違う現実。

中学年・高学年の子供たちはこの本を読んで何を想うのでしょうか?

実写真を用いた数少ない絵本です。

それは悲惨な光景だけではなく、

どちらかというと、今現在の平和を願う写真です。

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【小学校中学年~】父さんが帰らない町で

本のタイトル父さんが帰らない町で
著   者キース・グレイ
発 売 日2020/4/28

ランズデールの町にカーニバルがやってきて去っていくまでの三日間。

12歳の少年を通して描かれた作品です。

少年の家族は戦争に行ったきり帰らない父さんのことが心に重くのしかかっています。

父さんが帰らない事実をどう受け止め、未来をどのように生きていくのか…

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【小学校高学年~】平和のバトン: 広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶

本のタイトル平和のバトン: 広島の高校生たちが描いた8月6日の記憶
著   者弓狩 匡純
発 売 日2019/6/17

アメリカが広島に原爆を投下した1945年。

あれから75年を過ぎ、今も生きる被爆者は高齢…

「このままでは、原爆のことが忘れられてしまう」

被爆者の声、見た光景を、証言者の声をもとに高校生美術部が絵にしていきます。

平和とな何なのかを考えるノンフィクション作品です。

〇〇〇

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