同僚に嫉妬|育休明けの現実を受け入れられず

復帰すれば、すぐに元通り。

そう思っていました。

でも、現実はまったく違いました。

育休から復帰したとき、周りの成長や待遇の変化を知り、胸の奥の方にモヤモヤしたものが広がった経験はありませんか?

復帰前は不安でした。

それでも「たった1年の育休で、自分の立ち位置は変わらないはず。今までどおり成長していけるよね」と信じていました。

育休明けに直面した現実

  • 育休中に入社した人たちは自分よりも高収入・高グレード
  • もともとの同僚たちも昇給・昇格
  • その一方で、自分の給与・グレードは据え置き

まるで自分だけが取り残されているような気がして、心がズキズキとしました。

時短勤務に潜むカ”理不尽なギャップ”

短勤務だから時短でもフルタイム同様の業務量。

時短勤務だからと言って業務負担が軽くなるわけではありません。

幸か不幸か、復帰前と同じような業務をそのまま任されました。

既に持っている知識や経験が活かせるあ安心感があったものの、現実は甘くはありません。

同じような業務を任された上に、育休中に入社したメンバーからの質問ラッシュ。

自分の担当領域を遂行しながら、経験の浅いメンバーのフォローもする。

気づけは、あっというまに帰る時間。

このままでは自分担当の仕事が終わらない。

ここで削るしかなかったのが、ランチタイムでした。

時間に追われ続ける毎日

朝は子供を保育園に送り、その足で出社。

帰りはお迎えからねかしつけまでノンストップで時間との勝負。

会社で働ける時間は限られているのに、任されている業務量はフルタイムと変わらない。

だから、ランチタイムを取らずにパソコンに向かい続けるしかありませんでした。

トイレも我慢、

呼吸すら浅くなるほど集中し続ける勤務時間。

気づけばひと息つく瞬間さえなかったのです。

働き方の違いが生む“静かな不公平”

私の心をざわつかせたのは、隣の席の同僚でした。

その人は子供がいないため、

「早く帰っても暇だし、ゆっくりやればいいよ」

と、残業を前提にした働き方をしています。

当然、仕事につかえる時間は私よりずっと長い。

しかも、その同僚は、私より高い給与と職位を持っています。

私は限られた時間の中で息を詰めるように働いているのに、

隣では余裕をもって仕事を進め、

結果としてその人の方が高く評価されている。

その光景を見るたびに、

無名の中に静かに、でも確実に、イライラが積み上がっていきました。

「私はこんなに必死なのに・・・」

誰にも言えない“静かな不公平”を抱えながら、

自分だけが取り残されていくような感覚に襲われていました。

 

揺れても折れない──それが私の選んだ道

どれだけ理不尽に感じでも、

どれだけ心が揺さぶられても、

それでも「仕事をやめる」という選択肢はありませんでした。

子供が4人。

過程をしっかりと回していくには、働き続けるしかない。

だから、私は心の奥で静かに、でも強くつぶやき続けました。

「いつか、見返してやる」

「いつか、みてろよ」

時には「あなたを許さない」と思うほど、黒い感情に飲み込まれそうになる日もありました。
それでも毎日踏ん張って
折れそうな心を必死につなぎとめながら、
前に進み続けていました。

育休復帰後の心の闇──あの1年半のリアル

どうですか?
……正直、こわいですよね。

自分でも驚くほど、黒い感情を抱えながら働いていました。
こんなに「悔しい」「許せない」という気持ちを毎日抱え続けた時期は、後にも先にも、この頃だけかもしれません。

本当に、悔しくて悔しくて——
表では平気な顔をしていても、心の奥ではずっと揺れ続けていました。

黒い感情の中で、心をつなぐ子どもたち

それでも、なんとか踏みとどまれたのは、
子どもたちの存在があったから。

あの頃の私を支えていたのは、
どんな言葉よりも、どんな制度よりも、
ただただ子どもたちの笑顔と、小さな背中でした

 

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