スマホ脳で子供の学力低下?最適な使用時間や対策のまとめ

子どものスマホ利用が広がる中、学校や家庭ではルール作りをどうしていけば良いのかが課題とされています。

最新の脳科学研究から分かった実証データがあれば、子どもへの説得力もアップするかもしれません。


  • 書籍名 :2時間の学習効果が消える! やってはいけない脳の習慣
  • 著者 :横田 晋務 (著), 川島 隆太 (監修)
  • ページ数 :188ページ
  • 読了までの日数 2日
  • 読了までの時間 約2時間

 

勉強前のスマホが及ぼす影響とは?

テレビやゲームで長時間遊んだ後の30分から1時間ほどは、前頭前野が十分に働かない状態になる為、その状態で本を読んでも理解力が低下し、思考や言語をつかさどる部分の発達が悪くなるそうです。

つまり、

スマホの長時間使用に関しても同じ状態になる可能性が高いのだそうです。

例えば勉強の休憩時間に、ちょっとスマホを見てしまう、ということはスマホユーザーなら誰でもあることだと思います。

スマホ、特にコミュニケーションツール(特にLINE?)はお勧めできないということです。

著書ではLINEについての悪影響にも触れています。

LINEの『既読機能』これがくせ者なんだそう。

確かにその通りです。

通知音がなれば気になってしまいますし、相手からなかなか返信がないと、既読マークがついているのか見てしまいます。

勉強でなくても気が散ってしまいますよね。

LINEによる集中力の欠如を考えると、LINEを長時間、習慣的に使用していることで、脳の形が変わってしまい、集中力や注意力の低下につながってしまったと考えることができます。

2時間の学習効果が消える! やってはいけない脳の習慣 P40.41

LINEが脳の形まで変えてしまうとは…恐るべきLINE…

もちろんLINEだけに限ったことではないですが…

コミュニケーションツールの良いところは、自分のタイミングで確認&返信できるところだと思うのです。

それにもかかわらず、私たちの脳内では『脅迫されている』ような反応を示しているのかもしれません。

コミュニケーションツールが、その他のスマホアプリ、またテレビやゲームなどと決定的に違うところは、楽しんでやっているかどうか、だとも思うのです。

もちろん、コミュニケーションツールも、始めは楽しいかもしれません。

しかし、例えばグループトークなどで、通知が数十件に及んだら、どう感じるでしょうか?

私だったらストレスです。

ストレスを受けながらも、こういうこと考えます。

きらり
早く私も既読して返信しなくちゃ

そうです。強迫観念です。

このことは『同調圧力』ともいうそうです。

同調圧力とは、周囲の人たちと同じ考え方や行動をとるように強制されることを言うのですが、LINEもグループの人たちに後れをとらずに返信しなければならないような気になってしまいますよね。

大人でもそうなんですから、狭いコミュニティしかもたない子供は、この『同調圧力』がものすごく大きな影響を及ぼしていると思います。

スマホ利用時間の目安とは?

著書では、スマホ利用を1時間以内に抑えるのが望ましいとしています。

ただし

LINEなどの通信アプリは、成績への悪影響が大きいことから、できる限り使わない姿勢が大切、としているのです。

スマホはとっても便利なものですが、使い方によっては毒にもなります。

だからと言って今の世の中、スマホなしでは日常生活に支障をきたしてしまうほど、私たちの生活に溶け込んでいます。

悪影響に恐れて、子どもにスマホを買い与えない、それもアリだと思います。

しかし、その子供もいずれ必ずスマホを使い始める時がきますよね。

それは遠くない未来であり、ほぼ100%社会人になる前ではないでしょうか。

大学生…?高校生…?中学生…?小学生…?

早ければ早いほど、親がスマホ利用についてのリスクをきちんと説明して子どもを守らなければなりません。

なぜ、スマホが悪いのか、なぜ、LINEは危険なのか、子どもにきちんと説明できるといいですね。

きらり
LINEを習慣的に使用していると、成績が下がって、脳の形まで変えてしまうんだよ。
スマホ利用に関するルールを一覧したものがありますので参考になると思います。
やはり、中学校がスマホデビュー者が多いのでしょう。
小学校での取り組みもチラホラ見かけますが、中学校が圧倒的に多いですね。
中学生というと、まだまだ子どもです。
こういった取り組みで、スマホ利用に関して日常的に確認しあえる風土があるといいですね。

何のために勉強をするのか?~動機付けの話~

動機付けには2種類あります。

まず1つ目が『内発的動機付け』です。

これは、勉強が楽しいからやる、自分の成長がうれしいからやる、など内発的に動機づけられることを言います。

そして2つ目は『外発的動機付け』です。

これは、賞罰や、アメとムチ、試験に合格するため、親や先生に怒られないようにするため、など外発的に動機付けられることを言います。

言うまでもなく、伸びていくのは『内発的動機付け』で勉強する子どもに違いありません。

最近は、大人でも『自分の強みをどんどん伸ばす』だとか、『好きなことを仕事にする』というフレーズをよく聞きます。

これは『内発的動機付け』の方が未来が明るいから、なのかもしれませんね。

純粋に『楽しいからやる』これが人間の幸福感も高めてくれると言えるでしょう。

子どもが自分でできたと感じること=自己効力感が内発的動機付けを高めるうえで重要だそうです。

我が家では『100点をとったら200円』というように、ご褒美(報酬)を与えています。

しかし著書によるとこれは『内発的動機付け』を低くしてしまう原因になるそうで…これではまずいと思っています。

ではどうすれば良いのか?

答えは単純なんですが、『笑顔で褒める』だそうです。

これには、物理的報酬と同じような効果があり、また『内発的動機付け』を高めてくれるそうです。

我が家でもさっそく試してみようかと思っています。

その他、学力が上がる脳にうれしいこと

  1. 家庭内でのコミュニケーションが多いこと
  2. 親子で過ごす時間の長さが長いこと
  3. 自己肯定感が高いこと
  4. 8時間以上の睡眠をとること(長いほど海馬が育つ)
  5. 朝食をとること
  6. 朝食のおかずは多いほうが脳の働きが良くなる
  7. 朝食はパンよりご飯
  8. 読書習慣が身についていること

昔から良いとされていること、当たり前だと思っていたものばかりかもしれません。

私はそうでした。

しかし、

科学的にも実証された(裏が取れた)こととして、子どもに説明しやすいですし、これらの重要性を再認識できたことは、これからの子育てに役立つはずです。