子どもの読書習慣で成績が上がる☆親にもメリット読み聞かせ

読書をすることが良いっていうのは分かるけど、何がどういいのかって分かりますか?

この本は、子供の脳に読書習慣がどのように影響していくのかを科学的に分析してくれています。

科学的に分析しているからこそ、その事実を受け止め、改めて読書習慣の大切さにも気づけます。

今までの漠然とした「読書は良い」ではなく「こうこうこうだからこんな風に読書習慣を続けると効果的」と具体的に子供にアドバイスすることができるかもしれません。

このブログで読書をテーマにした本を2冊紹介してきました。

関連記事

2015年4月に出版された著書『読んだら忘れない読書術』 精神科医でありSNSのプロでもある著者が精神科医としての観点から、脳科学的に裏付けされた読書術を公開しています。 『脳科学』これはここ数年よく耳にするようになったキーワードですね[…]

関連記事

2018年6月に出版された著書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書』 合格ラインが偏差値50という高校で、3年時の偏差値が35だっという著者は2年浪人の後、この本に書かれている内容を実践した結果、成績が上がり東大に合格したの[…]

今回は、読書をテーマとした3冊目の本になります。


  • 書籍名 :最新脳科学でついに出た結論 「本の読み方」で学力は決まる
  • 著者 :松﨑 泰 (著), 榊 浩平 (著), 川島 隆太 (監修)
  • 初版発行 :2018/9/4
  • ページ数 :189ページ
  • 読了までの日数 2日
  • 読了までの時間 約3時間

 

 

読書習慣が学力に影響するという事実

勉強と読書、ここにはどんな関係があるのでしょうか。


【問題】A君とB君はどちらがどのくらい偏差値が高いでしょうか。

A君 毎日2時間以上の勉強のみ

B君 毎日2時間以上の勉強に加え30分の読書

【ポイント】

A君とB君の差は読書があるかないか、ただそれだけです。

【答え】

偏差値はB君の方が3.2高い

  • A君 偏差値50.4
  • B君 偏差値53.6

つまり

勉強のほかに毎日30分の読書を取り入れるだけで偏差値が3.2上がる。

ということになります。

逆に考えると、

読書習慣がないと、どんなに勉強を頑張っても平均点ぐらいしかとれない。

とも言えます。

読書、勉強、睡眠時間と学力への影響

小学生の学力が上がる最適な読書、勉強、睡眠時間の組み合わせ

読書1時間以上+勉強30分~2時間+睡眠8時間以上

小学生のうちはたくさん勉強させるよりも、たくさん読書をして幅広い知識や視野を身に付けたり、豊かな感受性を養ったりしたほうが学力に結びつくと言えます。

最新脳科学でついに出た結論 「本の読み方」で学力は決まる P61

まだ勉強の難しくない小学生だからこそ、読書の時間を優先的に作っていくというのが大切なのかもしれません。

勉強時間が30分~2時間というのは、毎日の宿題をしているだけで最低限の30分はクリアしてしまいますね。睡眠8時間以上というのも、そんなに難しくはない。

しかし、読書1時間以上というのは、習慣化していないとクリアできない時間ではないでしょうか。

1時間の読書って、慣れていないと長く感じると私は考えています。現に読書習慣のなかった時の私は1時間の読書をするだけで疲労感でいっぱいになり翌日も同じように読書をしようとは思えなかったです。

ここで重要になってくるのが「習慣化」なんですね。

小学生のうちに読書を習慣化できるか。

これこそが、その後の子どもの学力に大きな影響を与えるということが分かりました。

中学生の学力が上がる最適な読書、勉強、睡眠時間の組み合わせ

読書1時間未満+勉強2時間以上+睡眠6~8時間

小学生と比べると、中学生は学習内容が高度になりますし、宿題の量も増えてきます。そのため、成績トップ層を狙うためには堅実に「2時間以上」勉強を頑張る必要があると言えます。読書も無理に忙しい時間を割いてたくさん読むというよりは、すきま時間を見つけてコツコツと毎日少しずつでも読書をする習慣を身に付けるように指導してはいかがでしょうか。

最新脳科学でついに出た結論 「本の読み方」で学力は決まる P64

私自身の経験からも、中学生になると勉強や部活が忙しくなり、家に帰ってくると疲れて寝てしまうという事が多かったような気がします。

読書のためにまとまった時間を確保するのが難しい時期だからこそ、スキマ時間の有効活用をする技術を身に付けるチャンスかもしれません。

そして驚くことに、記憶に残りやすい読書法は『まとめ読み』ではなく『細切れ読み』なんだそうです。

読み聞かせのメリット2つ

 読み聞かせは、子どもの言語・感情・社会性といった様々な発達の側面や、それを支える神経基盤によい影響を及ぼします。そして子どもだけでなく大人の認知機能の低下を遅らせることや、ストレスの程度を下げることにも関係します。

最新脳科学でついに出た結論 「本の読み方」で学力は決まる P178

読み聞かせで母親の育児ストレスが軽減される

先に概要を述べてしまうと、読み聞かせの記録をつけてもらった前後で、幼児の言語発達は促進され、問題行動が減少する、という良い変化が見られました。

最新脳科学でついに出た結論 「本の読み方」で学力は決まる P149

語彙力➡およそ2カ月で6カ月相当の語彙の伸びがみられた(3歳~6歳調査)

聞く力➡母親が読み聞かせをした回数と聞く力の成長には一定の関係がある

問題行動➡子どもの不安や抑うつなど感情的な問題が軽減された

 私(松崎)は、言語面での成長(語彙、聞く力)が、保育場面のような幼児が集団生活する際の日常生活の適応を高め、大人から見た際の問題行動の減少につながっていたのではないかと考えています。

最新脳科学でついに出た結論 「本の読み方」で学力は決まる P157

子どもの問題行動が減る

それは

母親のストレスが軽減される

ことと直結しているわけです。

読み聞かせで大人の認知機能が向上

 黙読と比べると、音読は言葉を口にするという作業が入ります。また、出した言葉が聴覚を伝わって聞こえてくるので、音が変になっていないかを聞き取って、場合によっては修正する作業も入ります。

音読と黙読、どちらが脳にいいのか?となると、やはり音読ということになるでしょう。

最新脳科学でついに出た結論 「本の読み方」で学力は決まる P181


【脳活動の範囲】

黙読の場合

文字の認識に関係する舌状回が活動

音読の場合

文字の認識に関係する舌状回、運動前に活動する運動前野や補足運動野、言語理解や聴覚に関わる上側頭回など多くの領域が活動


音読と黙読、場所によって、気分によって、使い分けられたらいいのかなと思いました。

これだけ多くの脳活動があると知ったら音読もなかなか魅力的なものになりますね。

読み聞かせは、大人にも子供にもメリットだらけだという事がよくわかりました。

自分の子どもにはもちろん、将来、孫が生まれた時なんかにも、積極的に読み聞かせをすることで大人の脳トレにもなるよ、という事を覚えておきたいと思います。